今 高く掲げた指の先の

7色の虹は未来の希望

かみしげに関する諸々のこと①

私が神山担だから、というだけでなく。かみしげに関しては日々考察してしまうことは色々あるんですが、なぜかみしげがこんなに関心を惹いてしまうコンビなのかな、ということについての論の一つを今回は徒然と書いてみたいと思います。
お付き合いいただければ幸いです。


絶妙な距離をとりつつも甘やかしてくる濱ちゃんや、飴玉か砂糖たっぷりのココアのように甘々ばどさんのお兄ちゃん組。大型犬のようになついてくる年下ツインまで神ちゃんに関するコンビはそれぞれどれも個々に、微笑ましく魅力的な点があるわけですが。
ひときわ関心をひいてしまう「かみしげ」に関しての、独特の空気感。まあ、それもいろいろとあるわけなんですが、今日はその中でも私が特に強く感じる「幼なじみ感」「青春感」とでも言えるようなそれについての(一個人の勝手な推測の)お話です。



前述したように、二人の間に流れる不思議な。だけど幼なじみのようでもあって、「青春」という言葉も似合うような。お互いがお互いに感じているであろう、他のどのメンバーに対するのともちょっと違う、少しだけ特別のような雰囲気。
ジュニア時代ずっと一緒だったから、シンメだったからと言ってしまえばそうなんですが。
私はその空気感の正体を、お互いがお互いに「アイドルとしての原点」を相手の内に見てることにあるんじゃないかなと推測します。


まず、重岡くんに関して。総じて皆「かみちゃんすごい!」するメンバーですが、重岡くんは特に「ダンスが上手い。ツアーで見て改めて、好きやなって」とか「神ちゃんになって、あのすごいダンスを体験してみたい」など、特にダンスに関する評価が高いように感じます。
また、印象的なのはオーディションの時のJr.時代の神ちゃんのお話。

はじめてオーディションの舞台に立った重岡くんが、お手本にして踊れ!と言われた先にいたのが神ちゃんだったこと。
そしてその神ちゃんを見て、重岡くんが「すごいな」と思ったこと。

私は当時のことも知らないし、デビューしてからの本当に新参者も新参者なので、伝え聞きや嵌まってから掻き集めた雑誌の情報とかでしか話ができないのですが。
事務所に入ったばかりの重岡くんにとって、神ちゃんは「憧れの先輩」だったこと。そして、一緒に話すようになって、「アイドルとしての基礎」を作ってもらったと話すこと。これだけでも重岡くんにとって、神山くんがいかに特別であるかは推して図るべしだと思います。

今でも重岡くんが神ちゃんを先輩としてというか技量や経験でもって尊敬してる面は多々あると思いますが、やっぱり一番は、何者でもなかった重岡くんが何者かになりたくて新しい世界へ踏み出した最初の日。
そこでキラキラ輝いて踊っていた神山くんの姿は、彼のアイドルとしての根幹に少なからずあるのではないかと思います。





対する神ちゃんはティガを見て長野くんに憧れ、重岡くんより幾分か早く入所し、すでに頭角を現していた存在です。重岡くんより先に、関ジャニのお兄ちゃん達をはじめ、色んな人の背中を見てきて、追いかけ、アイドルとしての自分をしっかりコツコツと作り上げてきた人です。
そんな神ちゃんを、おしげちゃんと同じように「アイドルとしての原点」が相方であると一言で言ってしまうには、なかなか難しいものがありますが、では神ちゃんにとっての重岡くんがどうであるのかということ。



ここで神ちゃんが重岡くんについて語っていた雑誌のインタビューの中でも私が着目した、二つの記事を紹介したいと思います。
一つは、今年のテレビnaviで掲載されたジャニーズWEST3周年企画の連載で神ちゃんが「Jr.時代からどんなグループにしていきたいかって話をするのも俺はシゲやった」と語っていたこと。

もう一つは別のアイドル雑誌で、メンバーとの相性に関する質問を受けていた中で
「シゲとめっちゃアツい話をするのがけっこう好き」「(マジメな話をしていて)熱量がちょうど合う」という発言を神ちゃんがしていたのが、とてもいいなあ、と思ったので神ちゃんに関してはこの二つの記事を元にした推測を話していきたいと思います。

まず、一つ目のお話から。
神ちゃんは「グループ」としてのアイドルの姿を考える時に、Jr.時代からそういう話をずっと重岡くんとしてきた。「グループ」ということを通して重岡くんと語られるのは、言ってしまえば夢の話ですよね。どんなアイドルを目指すか、どんなアイドルになってゆきたいか。そんな話をするのはシゲだった、という所に神ちゃんの信頼の形が見えるような気がします。

このテレビnaviの続きによると、今現在は「分野にわけてメンバー全員ともする」そうですが、ここで二つ目の記事です。

そんな、今では他のメンバーともいろいろな話をする中で神ちゃんの中では、シゲとするのは「熱い話」「マジメな話」。そしてそれが好きだ、という神ちゃんの心境。そして、その熱くて・マジメな話の中身はやっぱりきっと、昔からの帰り道の中で話されたような、どんなアイドルとしてやっていきたいかということや、自分たちの今後思い描く夢の話ではないかと勝手に推測するわけです。


そういう「夢」の話をするのは重岡くん、という感覚が神ちゃんの中には無意識にでもあるといいな、というのはオタクの希望的観測ですが。
お兄ちゃん組と合流し7人となった今、パフォーマンスに演技にアクロバットにあるいはプライベートまで。神ちゃんに限らず重岡くんにしても、相談する相手は内容によってそれぞれでしょう。
それでも、今でも変わらず神ちゃんの中で「熱い話をするのはシゲ」なわけです。

そもそもWESTさんというグループはシンメとか相方に限らず皆それぞれが色んなメンバーに対し、いろんな波長の合い方をしてるグループであると思ってるんですが、あれだけ熱い男である神ちゃんが、パフォーマンスや趣味ファッションに関しては正反対な重岡くんに「熱量がちょうどいい」とシンパシーを感じているのには、胸にかかえる熱いものが同じで、「それを共有するのはシゲ」と思っているのには単純に胸に熱いものを感じます。

年が近くて、不思議と気が合って。そんな二人が電車の帰り道の中で「どんなアイドルになりたいか」を語り合ってきた時間は、きっと今でも、神山くんの中にもしっかり根付いているんじゃないかと思います。



重岡くんは「個人」として。神山くんは「グループ」としてのという面もやや強くはあるかもしれませんが、とにかく「アイドル」という像を形成する時に、お互いがお互いにアイドルとして核のようなもの、大事なものを相手の内に見ている。それが「かみしげ」という関係性なのではないかと。


「初心忘るるべからず」という言葉もありますが、彼らがお互いの関係性の中で大事にして行きたいものって、そこじゃないかなと思うわけです。
アイドルとしての最初に思い描いた核のようなもの。どんなアイドルになりたいか、どんなアイドルになりたかったか。そういう最初に夢見た姿を、原点を大事にしたい気持ち。

子どもの頃に描いた夢を、壊さないように、いつまでもいつまでも大事に持ち続けようとするような。そんな感覚が、あの不思議にただよう幼なじみ感や青春感の正体ではないかと。


つまりはかみしげって、そういうもので ないかと思うんですよね。すなわちそれはJr.時代の帰り道の延長線であり、時々報告にあがるファミレスご飯もその一環なのではないかと思います。


一緒に夢を追う時間を、語り合える熱量を共有していけること。

例え関係性が少しばかり変わっていっても、帰り道が同じでなくなっても。
キラキラとステージで踊る姿に憧れたことを、一緒に語り合った夢を、忘れないでいつまでも胸にとどめておけること。
お互いがお互いを見ればそこにある。
その感覚を思い出せる。


お互いにとってお互いがそんな存在なのではないかと。
そんな関係性がかみしげであり、彼らがこの先、何年でも何十年でも息の長いものにしていきたいと語る「かみしげ」ってそういうものだと思うのです。


長くなりましたが、それこそ、当時から彼らを見てきた方々にとっては当たり前のような、なにを今さらというようなことや、ひょっとしたら検討違いなことも書いているかもしれません。
拙い文章ではありますが、それでもかみしげについて、考えていることを一度文章にして整理しておきたくて筆をとったことでした。

少しでも、彼らの関係性を考える一意見として参考になればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。